エクセルで5〜6時間かけてもできなかったことが、わずか10分で実現!業界シェアNo.1企業が挑む、データ経営とは

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新型コロナウイルスを契機に、大変革の時を迎えている不動産業界。日本情報クリエイト株式会社は、不動産会社向けソフトウェアのパイオニアとして、業界シェアNo.1の不動産管理会社向け賃貸管理システム「賃貸革命」や、物件流通サービス「不動産BB」など、業務領域全体を一気通貫でデジタル化するプラットフォームを提供しています。

急成長中の同社ですが、多くの製品群を抱えるからこその悩みがあったと、企画部マーケティング課の椎屋さん、瀬戸山さん、下西さんは語ります。特に、部門ごと・製品ごと・システムごとに重要なデータが散在していたことで、これらのデータを統合し、横断的なデータ分析をするために、大きな手間と時間がかかっていました。

限られたリソースでいかにデータを統合し、使える状態にするか。そしてこのデータを活用して、いかに事業成長を加速させていくか。Srush導入決定の背景とともに、椎屋さん、瀬戸山さん、下西さんにお話を伺いました。

<スピーカー>
日本情報クリエイト株式会社 企画部マーケティング課
椎屋 雄一様、瀬戸山 晃一様、下西 紗加様


 

急成長企業が直面した、データ統合を阻む壁

ーーまずは、日本情報クリエイトさんの事業について教えてください。

椎屋さん(以下、敬称略):私たちは、不動産管理会社向けのソフトウェアを開発・販売しています。「賃貸革命」や「不動産BB」をはじめ、15以上のサービス、多彩なオプションなど、不動産業務にかかわるさまざまな課題を解決できるデジタルソリューションを提供しています。

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不動産市場自体が堅調に成長していることもありますが、おかげさまでこれまで右肩上がりの成長を実現しています。また、新型コロナウイルスや業界内の人材不足の加速に加え、日本政府が不動産電子契約を2022年5月に解禁したことで、これまでアナログな運用が多かった不動産業界全体で、デジタル化の動きが急速に進んできています。

 

ーー企画部マーケティング課では、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

椎屋:マーケティング課のミッションは、当社のサービスに対しより多くの方に興味を持っていただくこと、その結果としてご発注につながる反響と商談を最大化し、事業の急成長をリードすることです。

弊社は管理会社様向け、仲介会社様向けそれぞれにサービスを展開していますが、当然それぞれに顧客像も異なれば、抱えていらっしゃるペインやニーズも異なります。当然、市場動向や競合サービスとのシェア状況もそれぞれで異なります。また、個別製品ごとの専門性が高いのも私たちのサービスの特徴です

これら異なる市場や自社サービスの状況をタイムリーに把握し、適切な戦略を立て、スピーディにマーケティング施策を打っていくことが求められるのです。

 

ーーミッションを実現するにあたって、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。

椎屋:1番の課題は、お客様の反響から受注・売上に至るまでのデータを統合するために大きな手間と時間がかかっていたことです。これにより、どういった要因(例えば流入経路、コンテンツ、SEOキーワード、など)が受注・売上に寄与しているのか、タイムリーかつ横断的に分析をすることの難易度がとても高かったのです。

 

これは、当社の事業成長に伴い、直近でさらに解決の重要性が高まった問題でもあります。というのも、電子契約の法改正などに合わせる形で、これまで主力製品だった「賃貸革命」に加え、新たなサービスを続々とローンチしていったのです。これにより、それまで売上の大部分を占めていた賃貸革命だけでなく、その他の新製品や、事業全体の状況を分析・レポーティングする必要性が、急速に高まっていったのです。

下西さん(以下、敬称略):私が入社した2020年頃は、まさにその転換期にあたるタイミングでした。会社が成長し続けるために、より横断的なデータ分析を実現することは、チームとしてなんとしても成し遂げたいことの1つでした。

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ただ、いざデータをまとめようと言っても、マーケティングと営業がそれぞれの組織で・異なるシステムを使っていたため、データの型が異なっていたり、そもそもどのようなデータが取れるかを把握するのに時間がかかったりと、想像していた以上に障害がありました。どのようなフォーマットで集計すべきか、手探りで進めていったことを覚えています。

また、その工程はどうしても手作業にならざるを得ず、Salesforceや営業システムからCSVでデータをエクスポートして、エクセルのシートにまとめて、目検でチェックして…と、とても非効率なやり方でした。

 

瀬戸山さん(以下、敬称略):並行して、Salesforceのレポート機能を使い、製品ごとのマーケティングデータを集計し、ダッシュボード上で可視化していました。当然、可視化できる項目に限りがあったり、作成できるシート数に上限があったりといった制約の中ですが、最低限モニタリングすべき情報はSalesforceでも表現できていたと思います。

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<瀬戸山様はオンラインにてご参加いただきました>

 

ただ、新しい製品がローンチされる度に新たなレポートを作成したり、細かな変更が発生する度にレポートを見直し・修正する必要があったため、徐々にメンテナンスが追いつかなくなっていきました。

私自身、メインの業務はWebサイトなどのデジタルコンテンツの制作・運用だったため、持続可能な運用体制という点で、大きな課題を残していたのも事実です。また、引き継ぎをしようにも、それなりの学習コストがかかるため、運用が属人化しやすい点も気になっていました。

 

ターニングポイントは「専門家に頼ろう」と決めたこと

ーーそれぞれご業務の中で、複数年に渡って課題解決に苦心されていたと思います。結果として、解決策としてSrushを選んでいただいた経緯について教えていただけますか。

椎屋:まず、チームとして全力を尽くした結果、「この問題を自分たちだけで解決することは現実的でない」と結論づけました。

もちろん厳密には、あるいは技術的には、なんとか実現すること自体は可能でしょう。私たちはソフトウェアの会社ですから、社内にはたくさんのエンジニアがいますし、技術的に内製できないことはないはずです。また、瀬戸山のような“エクセルマスター”なら、エクセルを使ってそれっぽいものをつくることもできるかもしれません。

しかし、実際にそのリソースを調達できるのか、本当にマーケティング課として理想とする姿を実現できるのかというと、それは難しいのではないか、と判断したのです。

その後、広く情報収集をしたり、いくつかの企業とお打ち合わせをさせていただいた上で、「Srushを使って実現しよう」と決めました。

 

ーーSrushのどのような点をご評価いただけたのでしょうか。

椎屋:Srushさんが圧倒的に違ったのは、データ分析のプロフェッショナルとして、私たちの課題に合った解決策を提案してくださった点です。

その他の企業様との打ち合わせでは、私たちの課題に対して解決策をご提案いただくというよりも、サービスの強みに私たちの課題を「嵌め込まれている」という印象を受けました。

ですが、私たちは多様なサービス群とシステム構成によって、データの構造が複雑化していました。だからこそ、サービスの機能がどうかということよりも、私たちの現状と実現したい理想をお伝えした上で、それが実現可能なのかどうか、具体的にどのように実現できるのかを知りたかったのです。

一方で、Srushさんはまずはじめに弊社の課題を丹念に聞いていただき、それに対して一緒に解決策を考えていただけた点が、明らかに他社と異なりましたね。また、打ち合わせの過程でエンジニアやカスタマーサクセスの方も交えた議論ができたことで、「本当にこの会社となら実現できるかもしれない」という期待感を持つことができました。

運用がはじまった今振り返っても、Srushさんでなかったら、ここまでスピーディにやりたいことを実現できていなかったと思います。

 

エクセルで5〜6時間かけてもできなかったことが、わずか10分で実現

ーー導入プロセスについても教えてください。利用開始までのプロセスはスムーズでしたか?

下西:とてもスムーズに導入することができました。特に、初期設定の際はオンライン会議で技術担当・サポート担当の方に付き添っていただき、万全の状態で利用開始することができました。

また、初期設定が完了した後も、どのようなレポートを作りたいかをヒアリングいただき、それはどのような操作でつくればよいのか、ご提案・サポートしていただきました。導入から数か月間は、毎週定例の会議を設けていただいたので、不明点や実現したい事があればその場でお聞きすることができ、とてもスムーズに事を進めることができました。

はじめてデータが出てきて、まさにやりたかった分析ができたときは、とても感動したことを覚えています。データさえ入っていれば、多彩な切り口で集計したり、気になったデータがあればドリルダウンで深堀りすることができる。これまでエクセルで5〜6時間かけてもうまくできなかったことが、わずか10分でできるようになりました。

正直に申し上げると、いざ導入した後も「本当にやりたいことが実現できるのだろうか…」という不安感は、チーム全員にあったと思うんです。しかし、水野さん(Srush社カスタマーサクセス担当)やエンジニアの方、その他にも様々な方が丁寧にご支援してくださったおかげで、思っていた以上のスピードでやりたいことを実現することができました。

 

ーー実際に利用してみて、どのような点がよいと感じていただいていますか?

瀬戸山:連携先の多彩さは、やはり魅力の1つです。たとえば、Srushはスプレッドシートと連携できるようになっているので、スプレッドシートにまとめたデータとSalesforceのデータを手軽に掛け合わせて分析ができる点が個人的に気に入っています。

また、コンテンツの評価を正しくできるようになった点も、Srushを導入してよかったことの1つです。元々は、Salesforceのレポートで、それぞれのホワイトペーパーが見込みのお客様にどの程度ダウンロードされたか、集計するに留まっていました。しかし、Srushによって受注・売上のデータが紐づいたことで、「どのホワイトペーパーが受注・売上に貢献しているのか」がわかるようになりました。

これは、クリエイターのモチベーションにも繋がっています。ホワイトペーパーだけでなく、当社ではカタログやブログ記事など、様々なコンテンツをつくっていますが、これらの取り組みが成果に繋がっていることがわかると、つくり手側の励みになります。個人的にも、クリエイターが適切に評価される仕組みをつくることは、とても意味があることだと感じています。

Srushについて話を聞く

 

マーケティングを起点に、部門を越えた真の「データ経営」を目指す

ーーSrushを通じて得られたデータが実際の業務に活きた例や、Srushを使ってこれから実現したいことがあればぜひ教えてください。

椎屋:投資対効果の分析がスピーディにできるようになったことで、PDCAを回す速度は格段に上がったと思います。また、反響をいただいてから、商談、受注に至るまでのファネルのどこに課題があるか、いち早く気づけるようになったことも、大きな収穫です。

 

下西:マーケティングだけでなく、他部門のデータも取れるようになったことで、これまで以上に部門横断のサポートもできたらと考えています。営業やサポートなど、私たちから何かできそうなサポートがあれば、進んで連携していきたいですね。

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ーー最後に、同じような課題を抱える企業の方に向けて、メッセージをください。

椎屋:先ほど申し上げた通り、Srushは「データ経営」の一助となる可能性を秘めたツールです。ビジネスを伸ばすための大きな武器になると思いますので、ぜひマーケティング部門の方は、導入を検討してあげてみてください。

 

瀬戸山:エクセルでデータをまとめ、レポートを出している担当者の方はとても大変だと思います。「本当はもっとこういう分析がしたいのに…」と、常にどこかもやもやした気持ちも抱えているのではと思います。私もずっと同じような悩みを持っていました。

今振り返ると、「自分たちでつくることは難しい」と判断し、共通認識を持ったあのときが、ターニングポイントだったと思います。あれからとても気持ちが楽になり、進んで外部の解決策を検討するようになりました。

Srushさんは、あまりデータ分析に詳しくない人でも導入できる点が素晴らしいと思いますので、特にデータ分析にあまり詳しくない方におすすめしたいです。

 

下西:Srushさんは、最初の提案から今に至るまで「最後まで見捨てないでいてくれるだろう」という安心感が常にありました。明るく相談しやすい雰囲気で、プロフェッショナルとしてとても頼りになる、素晴らしいパートナーだと思います。

Srushさんに限らずですが、今データ分析に悩んでいる方には、ぜひ自分たちだけで解決しようとせず、プロの話を聞き、助けを求めてほしいと思います。

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ーー日本情報クリエイト社の皆様、貴重なお話ありがとうございました!

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