一元管理とエンジニアに頼らない体制構築が、圧倒的なスピードを生み出す。元月間数千万PVのメディア運営者が語る高速PDCAの作り方

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光通信グループが持つ豊富なアセットを活かし、クライアント・業界ごとに最適かつ統合的な課題解決ソリューションを提案している、株式会社Hパートナー。

元々、営業部門に強みを持つ同社でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、オンラインチャネルを強化する動きが活発に。元々グループ会社の予約サイトでメディアの責任者をされていた同社マーケティング部門の大村様は、本プロジェクトにアサインされてから急ピッチでオウンドメディアを立ち上げるとともに、モニタリング・レポーティングの手段として、Srushを導入いただきました。

その圧倒的な“スピード”で競争優位を生み出し続ける同社は、どのようにオンライン化を推し進めていったのでしょうか。またその過程で、なぜモニタリングの仕組みづくりを重視されたのでしょうか。Srushの導入経緯とともにお話を伺いました。

スピーカー

株式会社Hパートナー WEBマーケ営業部 マネージングディレクター

大村 俊貴様


 

強さの秘訣は”圧倒的なスピード”にあり

ーー本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは貴社の事業について教えてください。

大村様(以下、敬称略):私たちHパートナーは、光通信の営業機能を担っている会社です。自分たちでなにか特定のサービスを持っているわけではなく、グループが保有している多種多様なサービスを、お客様の課題解決にいかに活かすことができるかを考え、横断的なご提案するのがわれわれの役割ですね。

 

ーー大村さんご自身は、元々メディアの運営をされていたのですよね?

大村:その通りです。私自身は、歯医者やグルメなどライフスタイルに関連した紹介・予約サイトを運営していました。おかげさまで月間数千万PVを超え、たくさんの方に見ていただくメディアへと成長することができました。

 

ーーそこから、どのような経緯でHパートナーに参画することになるのでしょうか。

大村:申し上げた通り、私は元々Hパートナーに在籍していたわけではありませんでした。しかし、会社としてオンラインチャネルを強化することになり、プロジェクトに参画することになったのです。

そもそもHパートナーは、グループの営業機能を担う組織ですから、元々会社としての強みはオフラインの営業力の高さにあります。ところが、新型コロナウイルスやさまざまな環境変化を契機に、Webでの販売促進にも注力していくべきではないか、という議論が行われました。実際に、オフラインの営業力と比較すると、オンラインの集客力にまだまだ伸び代があることは明らかでした。

そして、予約サイトの運営経験や知見が活かせるのではないかということで、プロジェクトにアサインされたというのが大まかな背景です。

 

ーープロジェクトが始まってから、具体的にどのような施策を行ったのでしょうか。

大村:まずはオウンドメディアをリリースすることから始めました。Webでどんな施策を打つにも、オウンドメディアが全ての土台になりますからね。

また、光通信社にはとにかく”スピード”を重視するカルチャーがあります。ゆえに、まずは公開し、改善することを意識しました。

とはいえ、それはクオリティを蔑ろにしていいということではありません。特にオウンドメディアは、会社としてのブランドに関わるものですから、ページ全体をどのようにお見せするか、どの商品を掲載するか、どのような文言で訴求するか、などは慎重に、かつスピーディに検討していきました。

結果として、今年3月頃にプロジェクトがスタートしてから、無事4月にはリリースを迎えることができました。

 

事業運営・店舗運営の課題・悩みを解消するサービスやソリューションを紹介するオンラインメディア

「ビズソル」:https://biz-solution-dx.com/

“一元管理”と”エンジニアに頼らない”体制構築が、圧倒的なスピードを生み出す

ーー御社の事業規模を考えると、ものすごいスピード感ですね。リリースしてからも様々な施策を実行されていると聞いていますが、スピーディに打ち手を続けられる秘訣はどこにあるのでしょうか?

大村:1番重要なのは、モニタリングの仕組みをつくり、PDCAを高速で回すことだと思います。

施策を打つといっても、むやみやたらに数を打っても仕方がありません。現状を把握したうえで、どこが改善可能かどうか仮説を立て、実際にその仮説が正しかったのかどうかを検証し続ける必要があるでしょう。

また、他部門と連携したり、協力を得るために、成果をレポーティングすることも重要な仕事です。モニタリングの仕組みをつくることで、これらをとにかく高速で回すことが、結果的にスピード感を生み出すと考えています。

 

ーーモニタリングの仕組みをつくるうえで、気をつけているポイントはありますか?

大村:大きく2つあります。1つ目は「管理をできるだけ一元化すること」です。

スピードが遅れる要因の1つは、管理すべきツールが分散することにあると思います。良かれと思って色々なツールを導入した結果、それぞれのツールを確認しにログインしたり、データをエクスポートしたり、エクセルで集計したりといった手間が必要になる。これらはどれか1つのツールで一元管理すれば避けられるものでしょう。

 

ーーもう1つのポイントはなんでしょうか?

大村:2つ目は「ビジネスチームだけで運用が完結すること」です。

PDCAを高速で回すためには、全てのプロセスを自分たちだけで回せるようにする必要があると思います。Checkの度にエンジニアにデータ抽出を依頼したり、レポートを依頼しているようでは、スピード感のある仮説検証はできません。

特に、私たちはプロジェクトを新たに始めたこともあり、はじめはモニタリングする指標自体も定まっていませんでした。これらを見極めながら進めていくため、ビジネスチームだけで仮説検証や運用を進められること、それを可能にするツールを選定することは、必須条件でした。

初めはGA4で簡易に始めることも検討しましたが、Srushさんの話を聞き、実現したかったモニタリングをスピーディに実現できそうだったこと、また連携先が豊富かつ、ダッシュボードを使ってより自由度の高い分析ができることに惹かれ、迷わず導入を決めました

 

Srushについて話を聞く

 

サポートを活用し、わずかな期間で”ビジネスチームだけで一元管理できる状態”を実現

ーーSrush導入から、現在は安定運用のフェーズに入っています(2023年5月から本格稼働)。これまでの使用感はいかがでしょうか?

大村:現在は、概ねやりたいことができるようになっており、レポーティング・モニタリングともに役立っていますね。おかげさまで、当初の目的であった「ビジネスチームだけで一元管理する」ことが達成できています。

ただ、正直に申し上げると、やはり構築にはそれなりに苦労しました。データと一口に言っても、ツールごとに各データ項目が示すものはばらばらで、また使うもの・使わないものを含めて玉石混交です。これらを仕分け、把握するのに思っていた以上に苦労しました。

しかし、Srushはとにかくサポートが充実しているので、実現したいことをお伝えすると、それを実現するための方法について懇切丁寧、かつスピーディに回答をいただくことができました。サポートがあったからこそ、これだけの短期間で形にすることができたと思います。

 

ーーこれからSrushを使って実現したいことはありますか?

大村:正直なところ、現在は進行中の施策で手一杯なところもあり、あまり分析に時間をかけられているわけではありません。そもそもメディア自体リリースしたばかりですし、まずは集客を増やさないことには何も始まりません。

しかし、今後メディアへの訪問数が増えてきた際に、多角的な分析を行うことができるデータ基盤がすでに整っていることは、とても心強いと感じています。メディアの成長と比例して、データ分析が事業にもたらす価値は今後ますます大きくなっていくと思いますから、そのときにSrushを使い倒すのが今から楽しみですね。

 

ーー最後に、データ分析に課題を感じている読者の方にメッセージをください。

大村:繰り返しになってしまいますが、スピード感を持ってPDCAを回し続けるためには、モニタリング・レポートの仕組みづくりが大切です。そして、これを実現するためにSrushはとても役立つツールだと思います。

私たちは、元々基盤がなかったところから新たにつくったこともあり、具体的な工数削減効果が実感できたわけではありませんが、それでも価値を感じることができました。一方で、現在エクセル等を使いながらこれに取り組んでいる方であれば、劇的に工数が削減でき、より価値が実感しやすいのではないかと思います。

しっかりとしたサポートがつくのも安心材料だと思いますので、悩んでいる方はまずは相談してみるといいと思いますね。

ーー大村様、貴重なお話ありがとうございました!

 

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会社名 : 株式会社Hパートナー
所在地 : 東京都豊島区西池袋1-4-10 光ウエストゲートビル
代表者 : 高井 恒平
事業内容:法人サービス、個人サービス、取次販売
URL:https://maxim.h-partner.co.jp/
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hpartnerlogo

 

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