小山内(以下、敬称略):当社は6名の社内ベンチャーのような小規模体制のため、私の肩書きとしてはマーケティングディレクターですが、ウェブマーケティングから顧客データ管理、販売実績の分析まで担当業務範囲は多岐にわたっています。「タベレル」のサービスリリース直後に私が参画した時点では、データはあるけれど何も活用できていない状態でした。
最初は親会社の流れで海外製BIツールを使ってはいたのですが、正直なかなか使いにくく、データを毎回手作業で加工し、エラーが出れば一日中調査して潰していて……。分析どころではなく、これは本来の業務じゃないと思う日々が続いていました。何より、社内で相談できる人が誰もいないことが一番つらかったです。
営業もデータを自ら見に行くことがなく、私が出力したものを渡す形に留まっていたため、データ活用の水準を最低限まで引き上げる必要性を強く感じていました。
小山内:2024年の展示会で初めてSrushを知り、直感的で使いやすそうという第一印象を抱きました。こういったツール自体は多いのですが、小規模事業に合うものは意外と少なく、足を使って見に行かないと分からないと感じていたので、現地で実際に触れることができたのは大きかったです。
一番の決め手は、サポート体制の充実でした。これまで誰にも聞けない状況で苦労していたのが、誰に相談しても答えを返してくれる状況に大好転して、トライアル時の構築のスピードも非常に速くて驚きました。どんどん進捗していく安心感が心地よかったです。
また、食のサービスとして見栄えにもこだわりたかったので、色合いやデザインが良かった点も印象的でしたね。
小山内:最初は「登録率」や「利用率」といった基本指標を正確に把握するところから始めました。特に難しかったのは拠点ごとの消費率算出です。納品日がずれるため、月単位だと実態と違う数字が出てしまう。海外製BIツールでは半年格闘してもできませんでしたが、データ統一クラウドを導入してからはなんと一ヶ月で実現できました。
小山内:一番驚いたのは、チャットサポートの相手がAIではなく、課題を汲み取ってくれる人間だったことです。最初はAIだと思っていたのですが、実際は担当者の方が細かく対応してくださっていて、レスポンスも早く、具体的な解決策をすぐに返してくれる。半年以上悩んだ課題が1〜2日で解決することも多く、作業時間が劇的に短縮されました。おかげでようやく本来の分析業務に集中できるようになりました。
小山内:まず、毎日最新データを更新できるようになったことで、顧客満足度を高めるための施策のスピードが格段に上がりました。特にトライアル中の企業においてはサービスを使い始めて1〜2週間のタイミングが重要なのですが、利用状況をすぐに確認でき、適切な提案ができるようになりました。
営業や調達も同じデータを見て議論できるので、課題に対する共通意識が生まれ、チームとしての連携も強まりました。顧客とのミーティングでも、ダッシュボードを見せると分かりやすいと好評で、売り込むのではなく、顧客と同じ目線で話せるようになりました。
小山内:自身の作業効率化を中心として始まった活用でしたが、今では営業や調達部門も自力でいつでもデータを見られるようになりました。また、依頼ベースではなく、自分で必要な時に見られる状態に変わったことで、コミュニケーションコストも激減しました。
営業提案の形にも広がりがあり、プランごとの実績データや人数規模別のデータを見せながら顧客のニーズに応えることができるようになりました。データが起点となり、次のステップを議論する文化が生まれています。
小山内:今後は売上だけでなく、利用傾向や解約率などと紐づけ、事業全体の進捗管理に活用していきたいです。さらに、楽しんで食べてもらえるような体験指標を数値化できれば理想的ですし、究極的にはお客様にもダッシュボードを開放したいと考えています。必要なデータだけを自分で見られる環境があれば、顧客満足度はさらに高まるのではないかと思います。
小山内:直感的に使いたい人、あるいは、データはあるけど、どう活用していいか分からないという組織には特におすすめです。
ざっくりとした相談でも、サポートが意図を汲んでくれるので、専門知識がない組織でも安心して取り組めると思います。Srushは、組織全員でデータ活用を進めていきたい企業にとって最適なパートナーです。
■タベレル株式会社